皆様、ご無沙汰しております。
今回は、Twitterでバターチキンの作り方を教えて欲しいというご要望をいただいたので、ご紹介したいと思います。
バターチキンは北インド地域の料理で元々は唐辛子をたくさん入れた辛い料理だと聞いています。
日本ではまろやかな味が多い気がしますが、チリペッパーの量で辛みは調節できますし、チリペッパーを入れなくても美味しく食べられますので、辛みが苦手な方も是非お試しください。
特殊な材料やスパイスが必要になります。近くのスーパーにない場合はAmazonや楽天市場でも販売していますので探してみてください。
また、頻繁にスパイスカレーを作るのであれば、ネットのスパイス専門店である程度まとまった量を買った方がお得です。自分がいつも利用しているアメ横の大津屋スパイス様のアドレスを貼っておくので参考にしてください。
【楽天市場】上野アメ横にて60年スパイスと豆の専門店:アメ横大津屋スパイス・豆の専門店[トップページ] (rakuten.co.jp)
今回の材料は4人分で次のとおりになります。
【スパイス以外の材料】
鳥モモ肉 500g、プレーンヨーグルト大さじ4、タマネギ1個(200g)、 カットトマト缶詰 1缶(400g)、すりおろしにんにく 1片分(チューブなら3cm程度)、 すりおろし生姜 1片分(チューブなら3cm程度)、バター50g、カシューナッツ50g、 牛乳50cc、砂糖大さじ1、はちみつ大さじ1、塩少々 、生クリーム 50ml、水200ml、サラダ油大さじ2
【パウダースパイス】
パプリカパウダー大さじ1、コリアンダー大さじ1、クミン大さじ1、ターメリック小さじ1、チリペッパー適量(小さじ1/2で中辛くらい。好みの辛さで。辛いのが苦手な方は入れなくてもいい。)カスリメティ小さじ2
【ホールスパイス】
カルダモン5粒、クローブ5粒、シナモンスティック1本、スターアニス(八角)1つ分、ローリエ1枚
まず、下準備です。カレーは煮物というより炒め物です。調理を始める前に下準備をして素早く作ることが大切です。
①鳥もも肉を1口大に切る。
②鳥肉をボウルに入れてヨーグルトと混ぜ合わせて冷蔵庫で1時間寝かせる。
③タマネギをみじん切りにする。
④ショウガとニンニクをすりおろす。(チューブでも可)
⑤カシューナッツパウダーと牛乳を混ぜて練る。(カシューナッツパウダーが手に入らない場合は、素焼きカシューナッツを一晩牛乳に浸けてからブレンダーやミキサーで粉砕する。
⑥カットトマト缶をミキサーにかけてなめらかにしておく。
⑦カスリメティーはフライパンで焦げないように注意しながらから煎りしておく。
⑧スパイスや他の材料も計量してすぐ投入できるように準備する。
さあ、いよいよ調理開始です。強火でいく部分、焦げやすいので弱火にする部分などありますので、火加減に気をつけながら調理してください。
タマネギの炒め具合とトマトを入れたあとの水分の飛ばし具合で味が決まるといっても過言ではないので、きっちり炒めてください。
①鍋にサラダ油を入れ弱火で加熱する。すぐホールスパイスを入れて香りがでるまでゆっくり加熱する。このとき、カルダモンは軽く割っておくと香りがでやすい。スパイスは焦げやすいので注意する。
②すろおろしたショウガとニンニクを加え香りが出るまで炒める。多少はねるので注意する。
③タマネギを加えて、茶色くなるまで炒める。色は下の画像を参考にしてください。強火の方が短時間できれいに仕上がりますが、くれぐれも焦がさないようにヘラで丁寧に混ぜ続けるのと鍋にこびりつきそうになったら差し水をしながら丁寧に炒める。
炒めはじめ
5分から6分経過後
炒めあがり
④ミキサーにかけたカットトマト缶を加えてさらに炒める。トマトの水分が飛んでペースト状になるまで丁寧に炒める。
⑤いったん火を止めてカスリメティー以外のパウダースパイスと塩小さじ1を加えて再度火をつけて丁寧に混ぜながら3分ほど火をとおす。パウダースパイスは焦げやすいので弱火で丁寧に混ぜ合わせる。
⑥水200mlを加えてよく混ぜあわせたあと、冷蔵庫で寝かせていた鳥肉を加えてさらに混ぜあわせる。
⑦フタをして焦げない程度の中火で10分間程度煮る。焦げていないか確認しながら時々混ぜる。
⑧いったん火を止め、カシューナッツペースト、生クリーム、砂糖、はちみつ、バター、カスリメティーを加えてよく混ぜあわせる。
⑨よくまぜあわせたら火をつけ、焦げない程度の中火でよく混ぜながら一煮立ちさせる。
⑩味をみながら塩をひとつまみずつ加えて味を整える。
カレーの場合味が薄く感じるのは塩分の不足です。スパイスを加えても苦みになるだけでなので塩のみで調整する。
ひとつまみで劇的に味がかわるので、加えるたびにしっかり混ぜて味見をして微妙な塩加減を調整してください。
お疲れ様でした。これで完成です。
最初は複雑に感じますが、慣れればさほど難しくはありません。ぜひ、お試しください。
また、本やネットをみると多くの作り方が出ています。どれが正解ということはありませんので、色々試しながらご自分の好みの味を工夫していただければと思います。